SYNAPSE Workshop Vol.2 「知のメタモルフォーゼ」

本年度最後のイベント、および

東京大学学生支援事業・第3回学生企画コンテスト<学生による「タフな学生養成企画」

の、最後のイベントでもあるワークショップ、月末開催です。

受賞企画タイトルが「東京大学を編集して魅せる!」ということもあり、
最後のテーマは、編集、です。



以下、概要です。
もうすぐ完成のSYNAPSE Vol. 2も配布予定です
(事故でも起きない限り)。




SYNAPSE Workshop Vol.2 「知のメタモルフォーゼ」
学術は編集されるべきなのか?

2011年2月27日(日)17:00〜19:00

学術と世界を繋ぐSYNAPSE Workshop 第二回のテーマは「編集」

東京大学広報室の清水修氏をファシリテーターに迎え、ゲストには雑誌『BRUTUS』元副編集長の鈴木芳雄氏と、メディア論を専門する水越伸氏をお招きします。
またワークショップには、BNN新社 古賀一孝(『QUOTATION』編集担当)が参加します。



「編集」とは何か?
何かが生み出されたとき、そこにワクワク感、臨場感といったグルーヴが伴うと、ものごとを伝えるときの説得力が増します。そこで重要なのは、本、雑誌、WEB、テレビ、そのほか様々なメディアを介して、ものごとを伝播させるために必要な「編集」という作業です。

実は、これまで学術内容を「編集」することは、その本質を損ねるとして多くの学者たちから敬遠されてきた傾向にあるのですが、学術の魅力をもっと多くの人へ伝えるためにも、大胆かつ真摯に、学術を「編集」し、メディア化していくのがこのSYNAPSE Projectの醍醐味です。

今回は、「学問はワクワクするほど面白い」をテーマとする"Academic Groove"運動の発起人である東京大学本部広報室の清水修氏をファシリテーターに迎えます。同名の書籍『Academic Groove』では、清水氏が自ら編集ディレクターとなり、東京大学のさまざまな研究者やその研究テーマをコンテンツに、学術を魅力あふれるエンタテイメントとして描いています。

またゲストには、雑誌『BRUTUS』元副編集長の鈴木芳雄氏と、メディア論を専門とし、『メディア・ビオトープ - メディアの生態系をデザインする』の著者でもある水越伸氏をお招きして、様々な角度から「編集」、そして現状を取り巻く「メディアの変遷」について考えていきます。

雑誌『BRUTUS』では、時代の先を行く数々の特集を生み出していますが、中でも『大学特集』や『博物館特集』『経済学入門』など、一見扱いにくそうな学術的なテーマもBRUTUS流に大胆に編集してしまう、この編集の手法に迫ります。また、水越氏の研究活動には「小さいコミュニティからのメディア発信」という観点の中に、現在のネットワークメディアに通じるヒントが隠されているかもしれません。

膨大な知の保管庫である大学は、いわば宝の山。さまざまな学問や研究をコンテンツに編集することは、一見閉鎖的なアカデミズムの世界から「大学そのものを開く」ことにも繋がります。ここでは、様々な文化や事象の中でも「学術」をコンテンツ事例に、編集作業の初歩ともいえるワークショップを実践。いま、「知」と「大学」を編集する面白さに触れてみましょう。

【内容】
・清水修氏 × 鈴木芳雄氏 × 水越伸氏によるプレゼンテーション
・ワークショップ(5、6人のチームに分かれて行っていただきます)
・発表&講評
・ディスカッション

ファシリテーター
清水修(東京大学本部広報室)

【ゲスト】
鈴木芳雄(編集者、元BRUTUS副編集長)
水越伸東京大学情報学環教授)

【参加費】無料

【会場】amu


お申し込みは会場のamu siteから
http://www.a-m-u.jp/seminar/2011/02/synapse-workshop-2.html




SYNAPSEとは...

学問の魅力をより多くの人へ届けるために、社会、環境、アート、デザイン、建築、メディアなど専門領域の枠組みを飛び越えたイベントやメディア発信を研究者自らが関わり編集・企画・運営するプロジェクト。異分野との交流を通じて、一見閉鎖的な空間であるアカデミズムを、文理の垣根を越えて編集し、新たな魅力を引き出していく。学問を様々な領域と融けあわせることにより、既存のヒエラルキー構造を壊し、新しい文脈を創り出し、学術の新しい社会的循環を産み出す。
研究者、編集者、デザイナーが構想画段階から一丸となってハイ・クオリティかつデザイン・コンシャスな制作物を実現する。また、プロジェクトのメンバーがこれまでサイエンス・コミュニケーションの世界で培ってきたノウハウをもとに、単なる学術紹介ではなく、事物や世界の本質に迫る「Sense of Wonder」をテーマに、さまざまなコラボレーションや自主企画を展開する。
※2010 年度は東京大学学生企画コンテストの優秀賞企画「東京大学を編集して魅せる!」の支援を受けて運営。


仮サイト
http://synapse-ag.tumblr.com/


作成中の本サイト
http://synapse-academicgroove.com/